2008年10月18日土曜日

BUY AMERICAN!

以前から「他人が貪欲なときは慎重に、他人が慎重なときは貪欲に行動するだけだ」と発言しているバフェット。この株価低迷期においても、やはり株を買い進めているようです。

http://www.cnbc.com/id/27230391
(参考:CNBCホームページ)

また株価低迷時の昨今、現金を所有して安心している者がいるが、決して安心できる資産ではなく、むしろ長期的には価値が低下するものだとという警告も発しています。

私も株を買い増したいところですが、現在は手持ちの現金が少なくもどかしいところです。。

他国民よりも資産に占める現金の比率の高い日本人には、今回の株価下落は、金融資産を増やす大きなチャンスにも思えますがいかがでしょうか。個人的には、株価が再度上昇するまでに無理せず少しずつ株を買い増したいと考えています。

※ちなみに、今回ご紹介しているCNBCのホームページ。バフェットの行動が逐一報告されており、とても興味深いサイトです。英語表示であるのがややネックかもしれませんが、おススメさせて頂きます。

2008年9月28日日曜日

ゴールドマン・サックス

 「他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすれば良い」と常々公言しているバフェットがついに動き出しました。

 ゴールドマン・サックスへの出資は既報のとおりなのですが、改めてその内容を以下で簡単に要約しておきます。

①50億ドルの同社への優先株出資
→同優先株の配当は10%で、購入価格の110%での買戻しが可能となる条件が付与されています。

②50億ドル分の普通株購入権
→今後5年内に、1株115ドルで同社普通株を購入する権利がバークシャーに付与されています。

 以上から、バフェットが今回の投資額に対するリターンを年率10%+α(税引前)と定めている様子が伺えますが、一方で普通株を購入する金額を現時点では定めていない点も留意する必要があると思います。

 以前、バフェットが投資銀行の一角を占めていたソロモンに優先株出資した際、「投資銀行の収益的将来性に関して、特に確信的な考えを持っているわけではない。」と述べていました。

 今回も、投資銀行(同社は銀行持ち株会社に移行しますが)の収益予測の困難さから、同社の収益力次第でリターンが大きく変動する普通株出資よりも、ビジネスが順調でありさえすれば、確定利付きが得られる優先株出資に重きを置いた投資手法を選択したのだと考えられます。

 さすが、バフェット。株価が暴落した時でも慎重さを失いませんね。

(参考資料)
http://biz.yahoo.com/ap/080924/goldman_sachs_ahead_of_the_bell.html?.v=1(AP通信)
「バフェットからの手紙」(パン・ローリング)

2008年9月3日水曜日

バフェット、買う!

すみません、仕事にかまけてしばらく更新休んでおりました。。
不定期になるかもしれませんが、なるべく更新できるよう励みたいと思います。

さて、バフェット率いるバークシャーハザウェイの最新の株式の異動状況が明らかになったので、以下で要点をご紹介します。

①米ビール大手アンハイザー・ブッシュ(BUD)の株式売却
→ビール世界最大手アンベブの買収提案の成功に疑義を感じて売却したようですが、 後日バフェット自身も売却が早すぎたと述懐しているようです。

②フランス製薬会社サノフィ・アベンティス(SASY)のADR追加取得

③米テキサス州の独立発電事業者NRGenergyの株式取得

④米石油大手コノコフィリップス(COP)の株式異動状況の非公開化
→バフェットが株式異動状況を非公開とする前の、出資比率は約1%にすぎず、 大部分売却した場合には特段秘匿する理由もないため、当銘柄を買い増しているのではないかと推測されます。(これは私個人の意見であるため、これを基に投資を行うのはお控えください。)

以上となります。
 
(参考:ロイター記事を基に作成)
http://www.reuters.com

2008年6月2日月曜日

欧州歴訪

世界一の資産家バフェットが、ドイツ、スペイン、イタリアなど欧州歴訪中です。

税引き前利益が少なくとも7500万ドルと、十分な規模を持ち、長期的に成功の展望のある欧州企業に対する投資機会を探るのが歴訪の目的のようです。

アメリカの多額の貿易赤字の垂れ流しにより、価値の継続的な低下が予想される「ドル」を稼ぐ企業よりも、堅実な「ユーロ」を稼ぐ企業を選好している様子がここから伺えます。

日本の個人投資家が「ユーロ」を稼ぐ企業に投資するのは難しいですが、Eトレード証券等で欧州企業のADRを購入するか、あるいは当HPでも紹介したSHOEIなど欧州に強い日本企業に投資するのが代替的な手段と言えるかもしれません。

(参考資料)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000026-dwj-biz

2008年5月18日日曜日

大量保有報告書

バークシャー・ハサウェイの保有株式の変動が
木曜日に明らかとなりました。

・金融サービスのアメリプライズ・フィナンシャルの全株譲渡

・アイアン・マウンテンの持株数減少

・クラフト・フーズ、バーリントン・ノーザン・サンタフェ
 の持株数増加

などが判明したようです。

他にも、ウェルズ・ファーゴをわずかに売却、中古車のカーマックス等を
わずかに買い増しているようです。 

上記のポートフォリオの変更から、食品、原油高等に対応した
ポートフォリオを着々と築いている印象を受けます。

(参考資料)ロイター
http://biz.yahoo.com/rb/080515/berkshire_holdings.html?.v=1

2008年5月11日日曜日

バークシャー・ハサウェイ株主総会

世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイの株主総会が、
アメリカのネブラスカ州オマハで約3万人を集めて開かれました。

同総会で行った株主とのQ&Aセッションの中で、バフェットは

・韓国株の割安さ、
※バフェットは、「世界主要市場の20~25のインデックスファンドにそれぞれ投資するなら、韓国証券市場は収益率が上位50%に入り他に比べて良い」と発言。

・ドル安の継続
などについて言及したようです。

恒例の後継者問題についても発言があったようですが、まだまだ健在のようで一安心です。「オマハの賢人」には、一日も長く生きて頂きたいものです。

(参考資料)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080505-00000009-yonh-kr
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000246-reu-bus_all

(2008 バークシャー ハサウェイ株主総会)
http://www.youtube.com/watch?v=QIQ886rEA5g

2008年5月3日土曜日

ミュンヘン

ウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(NYSE/BRK-a)が、過去数ヶ月間に世界2位の再保険会社ミュンヘン再保険の株式百万株超を取得したことが判明しました。

バフェットによる最近の投資は、イギリスの大手スーパーのテスコやフランスの製薬会社サノフィ・アベンティスなど、米国に比べ経済が堅調な欧州に強い地盤を持つ企業への投資が多く見られますね。

実際に自分で投資する際にも、投資対象企業が海外の中でもどの地域に優位性を持つかを勘案して投資を行うのも有意義だと思います。

企業が外貨を稼ぐ行為自体は同じであっても、強いユーロを稼ぐのか、弱いドルを稼ぐのかでは雲泥の差ですから。。今後もバフェットによる投資をチェックし続けたいと思います。

2008年4月29日火曜日

リグレー買収

M&M'sで有名なアメリカ製菓大手マーズが、ウォーレン・バフェット経営の投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK-a)と共同で、世界最大のチューイングガムメーカー、ウィリアム・リグレー・ジュニア(WWY)を約230億ドルで買収することを発表しました。

両社の取締役会では既に合意済みの模様で、リグレー株の25日の終値である62.45ドルに28.1%のプレミアムを加えた1株80ドルでマーズは買収する予定。また、両社とも今後6~12ヶ月で買収を完了させることを望んでいるようです。

参考資料
http://www.mars.com/global/News+and+Media/
(マーズホームページ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000610-reu-bus_all
(ヤフーニュース)

バフェットがコカ・コーラ、ジレットと共に以前から賞賛していたリグレーについに出資するようですね。現在リグレーの株価は76ドルと個人的にも投資を検討しても良いような株価ですが、残念ながらEトレード証券、楽天証券ではリグレーを取り扱っていないようです。。どなたか取り扱っている証券会社をご存知の方、コメント等頂けると幸いです。。

2008年4月20日日曜日

バフェットの銘柄情報

世界一の資産家となったバフェットの保有銘柄情報は、
実は簡単に、投資会社バークシャー・ハサウェイのホームページ
http://www.berkshirehathaway.com/letters/letters.html
で確認することができます。(但し、英語ですが。。)
2007年であれば、PDFの14ページに記載されております。

2007年から新たに保有が明らかとなったのは、
鉄道会社のバーリントン・ノーザン・サンタフェ、
食品のクラフト・フーズ、
製薬のサノフィ・アヴェンティスあたりでしょうか。

投資した真意がわからない銘柄もありますが、
バフェットのことですから、
今後数年間は見通しが良い銘柄なのでしょうね。

2008年4月19日土曜日

バフェットの師匠

  バフェットの師匠であり、彼が敬愛してやまないベンジャミン・グレアムは、投資で成功するためには、市場の変動に対する心構えが非常に重要だと唱えています。

 彼は、よりわかりやすく、「市場の値付けというのは、あなたのパートナーであるミスター・マーケットという名の非常に世話好きだが、ひどく気分屋な男によってなされたものだと考えなさい。」とも言っています。

  つまり、ミスター・マーケットはあなたが無視したとしても、彼の機嫌がよければ毎日、彼はその企業の財政状態とはかけ離れた高値を提示し、一方でひどく意気消沈したときにはその企業の実態とはひどく乖離した安値しか提示しなくなるというのです。
 
サブプライムの影響とは本来あまり関係ないはずの日本株も、最近株価が低迷気味ですが、これもミスター・マーケットがただひどく落ち込んでいるだけなのかもしれません。そうであれば、本来の価値からかけ離れた安値で取引されている優良株を、今のうちに手に入れておきたいところです。

バフェット保有銘柄~ムーディーズ~

 こんにちは、だんだん春めいて来ましたね。

 第二回目のブログでは、バフェット保有銘柄(私も保有しています。)ムーディーズをご紹介します。

 ご存知の方もいるかもしれませんが、ムーディーズは、世界シェア約40%の大手格付け機関です。(簡単に言えば、企業、金融機関、国、自治体あるいは仕組み債という特殊な債権などがどれだけ債務履行能力を持つかを簡単な記号で示す会社です。)

 この会社の魅力はといいますと、

①世界的なライバルがS&Pしかおらず業界を寡占していること
  (インターネットで検索をするのに、世界のほとんどの人がグーグルかヤフーを利用して検索するのと同様、世界的に多くの資金調達を行う主体は、ムーディーズかS&Pを利用して格付けを取得します。

②格付け業界には広大な土地、工場など巨額の投資が不要であり、その分余剰となった資金を自社株買いなどへ回すなど、株主還元に熱心であること 

③売上高営業利益率が5割前後と極めて高収益であること

等でしょうか。

 サブプライムローンのあおりを受けて、業績・株価等は一時的に低迷しておりますが、ロングスパンで見ればチャンスな局面だと思います。

はじめまして。

 はじめまして。大阪在住のnnairlinesと申します。

 大投資家バフェットの影響を受けて、投資を始めてからはや四年。それなりに株式市場からの恩恵を受け、今に至っております。これもバフェットの優れた投資理論の恩恵を受けられたおかげだと考えています。

 当ブログでは、私の投資の師でもあるバフェットの近況や、投資理論の紹介のほか、彼の投資理論を私なりに解釈して選定、投資を行った銘柄の魅力、決算情報を紹介していきたいと考えています。
 
 少しでも、読者のみなさんに資する内容にしていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお付き合いください!