「他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすれば良い」と常々公言しているバフェットがついに動き出しました。
ゴールドマン・サックスへの出資は既報のとおりなのですが、改めてその内容を以下で簡単に要約しておきます。
①50億ドルの同社への優先株出資
→同優先株の配当は10%で、購入価格の110%での買戻しが可能となる条件が付与されています。
②50億ドル分の普通株購入権
→今後5年内に、1株115ドルで同社普通株を購入する権利がバークシャーに付与されています。
以上から、バフェットが今回の投資額に対するリターンを年率10%+α(税引前)と定めている様子が伺えますが、一方で普通株を購入する金額を現時点では定めていない点も留意する必要があると思います。
以前、バフェットが投資銀行の一角を占めていたソロモンに優先株出資した際、「投資銀行の収益的将来性に関して、特に確信的な考えを持っているわけではない。」と述べていました。
今回も、投資銀行(同社は銀行持ち株会社に移行しますが)の収益予測の困難さから、同社の収益力次第でリターンが大きく変動する普通株出資よりも、ビジネスが順調でありさえすれば、確定利付きが得られる優先株出資に重きを置いた投資手法を選択したのだと考えられます。
さすが、バフェット。株価が暴落した時でも慎重さを失いませんね。
(参考資料)
http://biz.yahoo.com/ap/080924/goldman_sachs_ahead_of_the_bell.html?.v=1(AP通信)
「バフェットからの手紙」(パン・ローリング)
2008年9月28日日曜日
2008年9月3日水曜日
バフェット、買う!
すみません、仕事にかまけてしばらく更新休んでおりました。。
不定期になるかもしれませんが、なるべく更新できるよう励みたいと思います。
さて、バフェット率いるバークシャーハザウェイの最新の株式の異動状況が明らかになったので、以下で要点をご紹介します。
①米ビール大手アンハイザー・ブッシュ(BUD)の株式売却
→ビール世界最大手アンベブの買収提案の成功に疑義を感じて売却したようですが、 後日バフェット自身も売却が早すぎたと述懐しているようです。
②フランス製薬会社サノフィ・アベンティス(SASY)のADR追加取得
③米テキサス州の独立発電事業者NRGenergyの株式取得
④米石油大手コノコフィリップス(COP)の株式異動状況の非公開化
→バフェットが株式異動状況を非公開とする前の、出資比率は約1%にすぎず、 大部分売却した場合には特段秘匿する理由もないため、当銘柄を買い増しているのではないかと推測されます。(これは私個人の意見であるため、これを基に投資を行うのはお控えください。)
以上となります。
(参考:ロイター記事を基に作成)
http://www.reuters.com
不定期になるかもしれませんが、なるべく更新できるよう励みたいと思います。
さて、バフェット率いるバークシャーハザウェイの最新の株式の異動状況が明らかになったので、以下で要点をご紹介します。
①米ビール大手アンハイザー・ブッシュ(BUD)の株式売却
→ビール世界最大手アンベブの買収提案の成功に疑義を感じて売却したようですが、 後日バフェット自身も売却が早すぎたと述懐しているようです。
②フランス製薬会社サノフィ・アベンティス(SASY)のADR追加取得
③米テキサス州の独立発電事業者NRGenergyの株式取得
④米石油大手コノコフィリップス(COP)の株式異動状況の非公開化
→バフェットが株式異動状況を非公開とする前の、出資比率は約1%にすぎず、 大部分売却した場合には特段秘匿する理由もないため、当銘柄を買い増しているのではないかと推測されます。(これは私個人の意見であるため、これを基に投資を行うのはお控えください。)
以上となります。
(参考:ロイター記事を基に作成)
http://www.reuters.com
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